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コスパ抜群!Facebookカルーセル広告の特徴・メリット・配信方法を解説

広告配信を行う際に凝ったバナーや動画は高い広告効果を期待できる一方で、制作コストが高いという難点があります。

コストを押さえつつ広告効果の高いクリエイティブを作りたい、そんな場合には、ぜひFacebookのカルーセル広告を活用してみてください。

この記事では、手軽に訴求力の高い広告配信ができるFacebookのカルーセル広告について、特徴や作り方、配信方法を解説していきます。

Facebookのカルーセル広告とは?

Facebookのカルーセル広告とは画像、もしくは動画を最大10枚まで組み合わせて配信する形式の広告です。

一般的に広告は1枚の画像、もしくは1つの動画のみを使用しますが、カルーセル広告の場合1つの広告枠で複数の画像や動画を右にスライドする形で組み合わせることができます。

ちなみにカルーセルとはもともとメリーゴーラウンドのことですが、画像などを次々にスライドして切り替える様から、その様な表示形式をカルーセルと呼ぶようになりました。

Facebookカルーセル広告のメリット

Facebookのカルーセル広告には、以下の3つのメリットがあります。

・単一の画像や動画に比べて多様な表現と広告訴求ができる

・画像、動画ごとにリンクとCTAが設定できる
・パフォーマンスが高い画像・動画が自動的に先頭に配置される

一つずつ詳しく見ていきましょう。

多様な表現と広告訴求ができる

カルーセル広告の1つ目のメリットとして、複数の素材を使用することができるため、多くの情報を表現することができ、多様な切り口から広告の訴求を行うことができます。

例えば特定の商品についての広告であれば、カルーセル広告なら静止画であっても様々な角度からの商品写真を掲載することで、ディテールをより詳細に伝えることができます。

また、使い方について手順で紹介したり、ストーリー仕立ての広告にしたりなど、様々な活用方法が考えられるでしょう。

特に情報量に限りがある静止画においてはこのメリットは大きいといえます。

画像、動画ごとにリンクとCTAが設定できる

カルーセル広告では、広告に使用する画像、動画ごとにリンクやCTAを設置することができます。

これにより、異なる商品やサービスのランディングページへ誘導を行ったり、画像の内容に合わせて「資料請求」「申し込み」といったように、異なるCTAを設置したりすることができます。

リーチしたユーザーに対して複数のアクションを提示できるというのもカルーセル広告ならではのメリットです。

パフォーマンスが高い画像・動画が自動的に先頭に配置される

カルーセル広告では、最もユーザーのエンゲージメント率が高い画像を自動的に先頭に配置するなど、パフォーマンスを最大化するための最適化を自動で行ってくれます。

広告の最適化は重要ではあるものの、手間もかかる部分なので、自動で行ってくれるのは嬉しいポイントですね。

なお、先述のストーリー仕立てなどのように、使い方によっては順番が入れ替わると困ることもあるでしょう。

その様な場合には、順番を固定する設定も可能です。

Facebookカルーセル広告の入稿フォーマット

続いて、Facebookのカルーセル広告の入稿フォーマットを見ていきましょう。

画像と動画それぞれでフォーマットが異なるため、個別に解説していきます。

画像の入稿フォーマット

Facebookカルーセル広告に画像を用いる際の入稿フォーマットは次のとおりです。

見出し40文字以内
テキスト90文字以内
詳細20文字以内
画像サイズ600×600ピクセル

画像は推奨サイズとことなる場合で広告作成時にトリミング可能ですが、事前に正方形を前提として作った場合に比べるとどうしてもクオリティ面で落ちてしまうため、可能であれば予め正方形のクリエイティブを用意することをおすすめします。

動画の入稿フォーマット

Facebookカルーセル広告に動画を用いる際の入稿フォーマットは次のとおりです。

見出し40文字以内
テキスト90文字以内
詳細20文字以内
アスペクト比1:1
動画の長さ最大24分
解像度横幅600ピクセル以上
ファイルサイズ最大4GB

動画を使用する場合にも、フォーマットと守らないと意図しない形で広告が表示されてしまうリスクがあるため、しっかりと上記の規定をチェックしてクリエイティブを作成してください。

Facebookカルーセル広告の設定方法

フォーマットに続いて、実際にFacebookカルーセル広告を配信する際の設定方法を見ていきましょう。

カルーセル広告設定の手順は次のとおりです。

①広告マネージャを開く

②「+作成」→「ガイドツールによる作成」をクリック

③広告の目的を選択 ※「エンゲージメント」「動画再生数」は非対応

④「オーディエンス」「期間」「予算と掲載期間」を設定して「次へ」をクリック

⑤広告フォーマットから「カルーセル」を選択

⑥「1」から順に画像、詳細、URL説明等を追加していく

⑦必要に応じてプレビューを行う

⑧「レビュー」からキャンペーンの詳細を確認し、完了後「確認」をクリックして広告を公開する

なお、画像のパフォーマンス順による自動並べ替えを利用したくない場合には、⑥の際に「一番パフォーマンスが高いカードを自動的に最初に表示」にチェックを入れてください。

以上でカルーセル広告の配信設定は完了です。

Facebookカルーセル広告の注意点

カルーセル広告を配信する際には、以下の2つのポイントに注意する必要があります。

・画像、動画に占めるテキストの比率

・CTAの設定

前者は広告の露出量に、後者はコンバージョン率に大きく影響するポイントですので、必ずチェックしてみてください。

画像・動画内のテキスト比率を20%未満に

Facebook広告には、俗に「20%ルール」と呼ばれる規定が存在します。

これは広告の画像内に占めるテキストの量が、全体の20%を超えた場合に、広告の配信量が激減したり、場合によってはほぼ配信されなくなったりしてしまうというものです。

そしてこの20%ルールはカルーセル広告にもしっかりと適用されるため、使用する画像素材にテキストが含まれる場合には、その割合が適切であるかどうかを必ず確認するようにしてください。

また、カルーセル広告ならではの注意点として、20%ルールはカルーセル内で使用している全ての素材に適用されるということです。

使用する画像の枚数が増えるほど見落としも多くなりがちですので、カルーセル広告の場合には特に入念なチェックが必要といえるでしょう。

動画の場合には、20%ルールの判定対象となるのはサムネイル画像のみです。

動画内のどこかでテキストが20%以上を占める部分が出てきたとしても、サムネイルさえ20%ルールを守れていればOKです。

適切なCTAの設定を設定する

Facebookのカルーセル広告において見かけることの多いミスが、画像の内容とCTAがちぐはぐで何の広告なのかわからないというパターンです。

カルーセル広告は見出しによる訴求とCTAによるアクションの喚起ができるのですが、画像1枚ごとにこの設定を行う必要があります。

しかし、枚数が多いため1枚1枚の設定がずさんになってしまっていたり、画像をスライドして通しでみた時に、見出しのテキストが支離滅裂になってしまったりというケースが少なくありません。

せっかくカルーセルを活用して訴求力高いクリエイティブを作成しても、見出しやCTAボタンのせいで内容が伝わりづらくなってしましまうのはもったいないですよね。

必ず広告の配信前にプレビューを確認するようにしましょう。

まとめ

Facebookのカルーセル広告について解説しました。

カルーセル広告は複数の画像や動画を組み合わせることで、手軽により自由な広告表現ができる、コストパフォマンスに優れた形式です。

ぜひこの記事を参考に、カルーセル広告の配信にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。